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2013.07.18

平成25年施食会厳修

 例年海の日に行っております当山の施食会を、本年は、お盆を避けて7月16日(火曜)に行いました。今回の法要導師は新住職が勤めさせていただき、近隣諸山のご寺院さま方のご助力のもと、山門施食、特別施食とおよそ1時間にわたり厳修されました。

法要後は、寺ネットサンガ代表、真宗大谷派の中下大樹師により講話が行われました。当山住職と親交のある中下師は、現在、社会的弱者に寄り添うさまざまな活動を行っていらっしゃいます(『悲しむ力』朝日新聞出版)。

数年前に、「無縁社会」という衝撃的なタイトルを掲げたNHKの特集番組をご存知の方もいらっしゃるでしょう(NHK取材班『無縁社会』文藝春秋刊)。そのなかで、孤独に死を迎える独居老人や、引き取り手のない遺骨など、静かな社会問題となっていることが取り上げられていました。その最前線で活動を行っているのが中下師です。

お話しの中では、自身の恵まれなかった幼少青年期についての話しや、長岡ビハーラ病棟での緩和ケアの経験、東日本大震災でのボランティア経験などを話されました。生老病死の死そのものに、真っ向から向き合い、さまざまな別れを経験してきた師の報告は、予定を超える1時間以上の話しにもかかわらず、全員が身じろぎもせずにその話に聞き入っていました。

続いて総会においては、前任住職より退任の挨拶が行われました。これまで50年にわたる在任期間中に、檀信徒の皆さまの多大なるご助力のもと、鐘楼堂、本堂、庫裏建設をなすことが出来たことの御礼が述べられました。

続いて予算決算などが行われ、総会を終了し、お手伝いいただいた皆さんに準備いただいた食事をし、全日程を終了しました。 

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